2009年06月21日

鶴瓶「ディア・ドクター」の前評判〜医者も絶賛! 医者役・鶴瓶が手術もやった!?

鶴瓶「ディア・ドクター」の前評判
2009年5月29日(金)10時0分配信 日刊ゲンダイ

●「おくりびと」に続く金的を狙う

 今年前期の映画界は「おくりびと」の快挙で大いに沸いたが、秋にももうひと騒動が起きそうだ。

 笑福亭鶴瓶(57)の初主演作「ディア・ドクター」(西川美和監督、6月27日公開)が、秋に行われるモントリオール映画祭に出品されるが、早くも受賞の期待が高まっているのだ。

 映画評論家の秋本鉄次氏はこんな見方をする。

「昨年のこの映画祭で『おくりびと』がグランプリを獲得し、その勢いでアカデミー賞を手中にした。いわばオスカーの前哨戦なんですが、『ディア・ドクター』が制覇する公算は相当高いと思う。それはこの作品が受賞する条件をすべて揃えているからです。ストーリー、西川美和監督(34)の手法、主役の鶴瓶など外国人が高得点をつけたくなる要素がふんだんに含まれているんです」

 まず、ストーリーだが、山あいの小さな村の診療所の医師(鶴瓶)がある日突然、姿を消す。神様のように尊敬され、慕われていた医師の失踪に村を挙げての捜索になるのだが……。

 その経緯の中で、謎だらけで得体の知れない医師の人物像が浮かび上がってくる。

「山あいの小さな村という日本の原風景、医者と村人が醸し出すヒューマニズム、そして丸顔にメガネといういかにも日本人という主人公が、外国人の心を動かすんです」(前出・秋本氏)

 そういえば、この作品を映画祭に招待した主催者のS・ロジック氏は「ショウフクテイツルベの存在感は実に素晴らしく、感動さえ覚えた」と最大級の賛辞を送っている。

 若手女流監督のトップを走る西川監督の力量も受賞の可能性を高めている。大胆で、毒を盛り込む刺激的な手法で、前作「ゆれる」はカンヌ映画祭に日本から唯一出品された。西川監督も「ひとつでも多くの国に、ひとりでも多くの人に見てもらいたいと懸命に作った。笑福亭鶴瓶という圧倒的な存在感を持つ人物を世界に紹介できることが最高にうれしい」と作品への手応えを語っている。

 初主演作が世界へ動き出し、鶴瓶もその気になっている。

「ボクはホントに運の強い男ですわ。紅白の司会もやったし、吉永小百合さんとも共演できたし、今度はモントリオールでしょ。ドカンときまっせ」

 よほどの強敵が現れない限り、グランプリはいけるとみる秋本氏。6月27日の公開が楽しみになってきた。

日刊ゲンダイ2009年5月26日掲載)

映画『ディア・ドクター』で怪現象?鶴瓶らキャスト陣が救急車で搬送
映画『ディア・ドクター』西川美和監督トップランナー・・映画は伴侶・・

【関連情報】
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映画『ディア・ドクター』
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★★★

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2009年6月16日(火)19時12分配信 東京ウォーカー

瑛太、笑福亭鶴瓶、余貴美子

ゆれる』(06) で国内の映画賞を総なめにした西川美和監督の最新作は、笑福亭鶴瓶主演で医療問題を問いかける『ディア・ドクター』(6月27日公開)だ。6月15日、鶴瓶、瑛太、余貴美子、西川美和監督による舞台挨拶が、映画にちなんだ東京医科大学病院内で行われた。

可憐で小顔美人!『ゆれる』が高く評価された西川美和監督

本作で鶴瓶が扮するのは人情味溢れる僻地の医師・伊野だ。ある日、伊野は失踪するが、調べていくうちに、伊野が隠していた重大な秘密が明らかになる。

西川監督は、今回も自ら原作・脚本・監督を手がけているが、内容が医療問題を扱うだけに、医学監修を東京医科大学のドクターたちが務めている。今回の試写会では、そのドクターや医療スタッフも映画を鑑賞した。東京医科大学の臼井学長は、「医者から医学生、看護士、医療従事者など、それぞれの立場から医療問題を考えるにおいて、価値のある教材です」と本作を大絶賛。

今回、映画初主演を飾った鶴瓶は、西川監督の手腕を高く評価。「映画は監督のものなんで、言われたとおりにやりました。まだ、監督34歳ですよ。手にのりそうな(小柄な)人ですが、信念があって、言わはることは的確!」

医者役は楽しんで演じたという鶴瓶。「人形ですが、針を使って手術をしたりして、すごく楽しかったです。だって、医者なんてなれないじゃないですか。憧れですから。劇中に出てるのは実際の村の人たちで、エキストラもほとんど素人。その人らから人生相談とかされて、実際に伊野になったような感じでした」

また、瑛太も「僕は研修医を演じましたが、白衣を着て、首から聴診器をかけ、胸にペンライトをもって。本当に楽しかったですね」と語った。

余貴美子からは、驚きのネタが?「5月に急性胃腸炎になり、救急車のなかで『東京医科大学!』って指定したら、こちらへ連れてきていただいて。本当にお世話になりました」

続いて西川監督も、映画の撮影前に入院した病院でいろいろなことを思い、それを脚本に活かしたと言う。「入院する前は、お医者さんって立派で、人間と神様の間のような人だと思ってましたが、お話を聞いたらすごく人間的でした。でも、改めて人間がやる仕事としては、いかに大変かということもわかりました。だから、現場でがんばってるお医者さんにエールを贈る意味でも、タイトルを『ディア・ドクター』にしたんです」

上映終了後には監督、医学監修を務めた東京医科大学・太田祥一教授によるティーチインも行われ、ここでも賞賛の声が上がった。あるドクターから「間違ってるところはひとつもなく、言葉にもリアリティがありました」という声が上がれば、研修医の方からは「自分の理想とする医者と現実とのギャップがうまく描かれてるなと思いました。僕は今2年目ですが、初心を思い出しました」という意見も出た。

医療関係者も太鼓判を押す『ディア・ドクター』は、リアリティに基づいた内容と、西川監督ならではの深い人間洞察力で描かれたドラマが見事な1作だ。すでにモントリオール世界映画祭コンペティション部門に出品が決定しているし、今後も西川監督はさらに株を上げそうな予感がする!【MovieWalker/山崎伸子】

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posted by ぴかまま at 04:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画「ディア・ドクター」
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