2010年03月27日

渡辺謙、挑戦しがいがある山田太一作品の「罠」…27日・日テレ系「遠まわりの雨」

渡辺謙、挑戦しがいがある山田太一作品の「罠」…27日・日テレ系「遠まわりの雨」

挑戦だったという撮影を振り返る渡辺謙 

27日放送の日テレ系「山田太一ドラマスペシャル 遠まわりの雨」(後9時)で本格的恋愛ドラマに初挑戦する俳優・渡辺謙(50)が、スポーツ報知のインタビューに応じた。

町工場を舞台に女優・夏川結衣(41)と大人のラブストーリーを披露する渡辺は「2人で何回も落とし穴にはまった」と山田作品の奥深さにあらためて感銘を受けた様子。「今年はグライダーに乗っているような感じになる」と流れに身を任せ、自然体で活動していくことを明かした。

 “世界の渡辺謙”が新境地を開拓する。意外にも本格的な恋愛ものは初挑戦だ。

 「あまり似合わないと思われていたのかな(笑い)。今まで特に意識したことはなかった。でもここまで切ないラブストーリーは、なかなかないですよ」

 原作は脚本家・山田太一氏(75)。2007年のフジテレビ系「星ひとつの夜」以来、3度目の山田作品出演となる。

 「僕は世渡りがあまり得意ではない、とても情けない男の役。(山田)先生としては恋愛ものを書くというより、情けない渡辺謙を見てみたいと思われていたのかな。でも男ってこんなものだと思う。僕も素の部分ではそういうところがたくさんありますし。そういう意味では今、自分が生きている軌跡と脚本がオーバーラップしてきますね」

 金型工場の元・熟練工を演じるにあたって、工場を何度も取材した。役づくりの手法は映画でもドラマでも変わらない。

 「特殊技能を持った男だったので、プロの人たちに『ふざけんなよ』って言われないぐらいの技術は感じて、絵に残したかった。演じる役の生きているベースや風景、空気感などはいつも感じ取りたいと思っている」

 共演した夏川とは何度も話し合い、脚本をかみ砕いていった。

 「先生の作品は本当に難しい。俳優にとっては挑戦するべきもの。見た目では穏やかな丘だなと思っていても、そこにはたくさんのトラップがある。2人で何回も落とし穴にはまりました。だからこそ映像がつながるのが楽しみだった」

 今作が2010年の初仕事。大作映画への出演が続き突っ走った昨年とは一転して、じっくりと役に向き合うつもりだ。

 「恐らく今年はグライダーみたいな感じですね。風の音を聞き、人の生きている息づかいを聞きながら、作品をやっていく年なのかなと思っている。そういう作品が多くなってくるとも思う。風がなかったらちょっと降りてみたりとか、ゆっくりとね」

 ◆ストーリー 舞台は東京の下町、蒲田。経営難の続く金型工場に突然、海外から注文が入る。社長の秋川起一(岸谷五朗)は張り切るが、脳卒中で倒れて入院。右半身がマヒしたと知った妻の桜(夏川)は悩んだ末、かつて夫と同じ工場で働き、恋人だった福本草平(渡辺)に助けを求める。一度は断った草平だが―。

(2010年3月27日06時00分 スポーツ報知)


posted by ぴかまま at 06:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 芸能
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