2010年05月03日

久々にレベルが高いなんていわれているが今期の民放新作ドラマはまだ消化不良

久々にレベルが高いなんていわれているが今期の民放新作ドラマはまだ消化不良
2010年5月3日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ
●長所を探すのが難しいドラマも

 最近の民放の連続ドラマは医療もの一色だったり、刑事ものだらけになったり、横並びのことが多い。今期もその傾向があるが、オリジナル脚本が増えて凝った映像も随所に見られ、久々にレベルの高い作品が出揃った。しかし、好評のNHKのドラマなどのレベルに達していないのも実情で、あえて新作ものに苦言を呈してみたい。

 初回20%超えの好スタートを切った「新参者」(TBS)だが、粗っぽい筋運びに驚いた。思わせぶりな展開が終わり、5分で一転、無理やり、いい話にして終わらせてしまう。視聴者はみんな原作読了済みとでも思っているのか。連ドラでは初の刑事役という阿部寛だが、「トリック」などと同じ変人キャラクターで新鮮味はない。

 沢村一樹小日向文世ら脇で光る役者を集めた「警視庁失踪人捜査課」(テレビ朝日)も好発進を記録した。実力派の競演は見ごたえがあり、物語も毎回、意外な結末を迎えるのだが、時折、間延びするのが難点だ。もう少し映像に緊張感とリズムが欲しい。

 長所を探すのが難しい困ったちゃんのドラマもある。「素直になれなくて」(フジテレビ)は渋谷を舞台にツイッターでつながる若者の絆を描いているが、世界観はまんま20世紀のトレンディードラマだ。「そのさよならは永遠なの?」など、相変わらず北川悦吏子は自分の書く言葉に酔っている。時代と向き合うことも、脚本家の重要な仕事だと思うのだが。

 45歳にもなって、何をやってんだとしかりたくなるのが「同窓会」(テレ朝)。いくら黒木瞳だからって、万引したドレスで同窓会に出ちゃダメだろう。女にだらしない編集者など精神年齢が中2程度の幼稚な大人だけの世界で、今後、ダブル不倫のドロ沼が繰り広げられるのか。文句たれつつ見るしかない。

 とりわけ注目ドラマが揃ったクールだけに、掛け持ち出演はやはり気になる。とくに「Mother」(日本テレビ)に出ている高畑淳子と山本耕史で、高畑が3本、山本が2本。山本はどちらも記者役だ。同時期に見る視聴者のことも考えてほしい。

(日刊ゲンダイ2010年4月30日掲載)

やっぱり連ドラの出来不出来は脚本家で決まる


posted by ぴかまま at 18:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | テレビドラマ
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