2009年12月23日

渡辺謙、二重の喜び!米永住権取った…報知映画賞表彰式

渡辺謙、二重の喜び!米永住権取った…報知映画賞表彰式

関係者に祝福され南果歩夫人と乾杯する渡辺謙 

◆第34回報知映画賞表彰式 主演男優賞・渡辺謙(22日、ザ・プリンス・パークタワー東京) 

映画賞レースのトップを飾る第34回報知映画賞の表彰式が22日、東京・港区の「ザ・プリンス パークタワー東京」で行われた。公開中の「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作、若松節朗監督)で3年ぶり2度目の主演男優賞に輝いた渡辺謙(50)は「たくさんの方に支持していただいて誇りに思う」と胸を張った。このほど、米国永住権「グリーンカード」を取得。“世界のKen Watanabe”は2010年も、更に飛躍する。

 喜びを爆発させた。渡辺は重さ3・5キロのブロンズ像を右手で高々と掲げた。「やっぱり重かったですね」。2006年に「明日の記憶」で主演男優賞を受賞した“記憶”が一気によみがえった。「前のブロンズ像は、朝、出かけるときに目に入る所に置いてある。一緒に並べたいですね」と声を弾ませた。

 山崎豊子氏(85)原作の大作に全身全霊を懸けて臨んだ。再建問題で揺れるJALがモデル。労働組合や御巣鷹山の航空機墜落事故などを扱うことから映像化不可能とまで言われた。理不尽なへき地勤務を強いられながらも、空の安全と会社のために自らをささげた企業人・恩地元を熱演。授賞式では真っ先に山崎さんの名前を挙げ、「先生の勇気に引っ張られて頑張れました」と感謝の言葉を並べた。「すごく大きな勲章を頂けた」。終始、笑顔が絶えなかった。



主演男優賞の渡辺謙は、ブロンズ像を高々と持ち上げて喜びを表した がむしゃらに突っ走ってきた1年だった。「沈まぬ太陽」に加え、米俳優レオナルド・ディカプリオ(35)と共演した映画「インセプション」(来年7月日米同時公開、クリストファー・ノーラン監督)の撮影にも取り組んだ。「久々に頑張りました」。休む間もなく大作を撮り続けるプレッシャーは計り知れない。「1本ずつ丁寧に作っていくことに変わりはないが、それが2本重なった。やり遂げられてよかった。そういう意味では節目の年になったと思う」と振り返った。

 プライベートでも大きな“節目”を迎えた。このほど、米国永住権「グリーンカード」を取得。現在、活動拠点は米ロサンゼルスに置いているが、撮影がある度にビザを申請していた。しかし、グリーンカード取得で、その手続きが必要なくなった。「仕事がやりやすくなりました」。日米の区別なく、撮影に集中できる環境が整った。

 2010年は流れに身を任せるつもりだ。「まだどうなるか分からない。どこにでも行くよ、という感じですね」と自然体を強調した。早くも3度目の主演男優賞受賞に期待がかかる。「2、3年ごとのスパンで報知映画賞に行ければいいですね」。“世界の謙さん”は更に大きく飛躍して、この晴れ舞台に戻ってくる。

 ◆渡辺謙(わたなべ・けん)1959年10月21日、新潟県生まれ。50歳。演劇集団「円」出身。84年「瀬戸内少年野球団」で映画デビュー。87年NHK大河「独眼竜政宗」に主演。89、94年に急性骨髄性白血病で倒れるも克服。2003年の映画「ラスト サムライ」で米アカデミー賞の助演男優賞にノミネート。06年「明日の記憶」で報知映画賞主演男優賞、ブルーリボン賞主演男優賞受賞。05年12月に女優の南果歩と再婚。身長184センチ。

渡辺謙「覚悟と情熱」届いた…第34回報知映画賞・主演男優賞
渡辺謙「沈まぬ太陽」初日に止まらぬ涙


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松たか子、史上初3度目は像抱きたい…報知映画賞表彰式

松たか子、史上初3度目は像抱きたい…報知映画賞表彰式

黒のドレスで表彰式に臨んだ主演女優賞の松たか子

◆第34回報知映画賞表彰式 主演女優賞・松たか子(22日、ザ・プリンス・パークタワー東京) 

右手で高々とブロンズ像を持ち上げた後、両手で抱えるようにして受賞のあいさつをした渡辺謙。その姿を見て松たか子(32)は、ちょっと悔しそうな顔を見せた。

 「私はあんなふうに持ち上げることはできないけど、もうちょっと重みを感じていたかったな、と思ったんです」。「隠し剣 鬼の爪」(監督・山田洋次)で主演女優賞を受賞した04年以来、5年ぶりに手にした重さ3・5キロのブロンズ像。受け取ってすぐに、アシスタントに渡してしまったことを残念がった。

 受賞作となった「K―20 怪人二十面相・伝」「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」はいずれも昨年撮影。「今、同じ役をやってくれと言われてもできませんが、撮影から1年たって、ご褒美がもらえたのはうれしいこと。できるだけ、スタッフ一人ひとりの顔を思い浮かべながら感謝したいと思います」。この日、会場に姿を見せた関係者と最後まで会話を交わし、“旧交”を温めた。

 現在は、来年6月5日に公開予定の映画「告白」(監督・中島哲也)の撮影中。まな娘を殺された女教師がHMVウイルス入りの牛乳を使って、復しゅうするサスペンス。この日、新人賞を受賞した岡田とも共演。「今回賞をいただいた2作とは全く違う、いい意味での衝撃作。新たな挑戦ですね。岡田君と今日、ここでつながりができたのも何かの縁だと思います」

 年明けからは全国ツアーがスタート。今後も舞台、歌、映画と各方面での活躍が期待される。「あせらず、一つひとつやっていきたい。頑張れば、次につながっていきますから」という松。“次”の中には、もちろん、史上初となる3度目の受賞も入っている。それが実現した時には、その手にブロンズ像がしっかりと抱かれているはずだ。

 ◆松たか子(まつ・たかこ)本名・佐橋隆子。1977年6月10日、東京都生まれ。32歳。歌舞伎俳優・松本幸四郎の次女。93年、「人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)」で初舞台。96年にNHK大河「秀吉」、フジテレビ系「ロングバケーション」で人気となり、同年、紅白歌合戦の司会を務めた。97年にシングル「明日、春が来たら」で歌手デビュー。報知映画賞では97年に新人賞(「東京日和」)を受賞。姉は女優・松本紀保、兄は歌舞伎俳優・市川染五郎。07年、音楽プロデューサーの佐橋佳幸氏と結婚。

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瑛太「次は監督賞」試行錯誤の1年乗り越え自信…報知映画賞表彰式

瑛太「次は監督賞」試行錯誤の1年乗り越え自信…報知映画賞表彰式

兄弟役の阿部サダヲから花束を贈られた瑛太

◆第34回報知映画賞表彰式 助演男優賞・瑛太(22日、ザ・プリンス・パークタワー東京) 

歩んできた道が間違っていなかったことを心の底から実感した。ズシリと手に感じるブロンズ像の重みとともに、スポットライトがあたる舞台で、瑛太はその思いを強くした。

 「素晴らしい賞をいただいてすごくうれしいです。やっぱり俳優になって本当に良かった、と思いました。これからも胸を張って俳優であることに誇りを持ちたいです」。モデルとして芸能活動を始め、俳優に転向。今年は立て続けに4本の映画が公開され、幅広い演技が評価された若手実力派俳優も、自分が俳優に向いているのだろうか、と自問自答する日々だったという。

 「(思い悩むことは)ずっと感じていました」と瑛太。それでも最年少での助演男優賞という評価に素直に喜んだ。演技論で悩み、表現方法で試行錯誤する毎日だった。それでも前に進んでいることは感じている。現在は、舞台「東京月光魔曲」(Bunkamuraシアターコクーン)に出演中。「舞台(出演)がすごく自分自身をいい方向に持って行ってくれる。映像の仕事をやりたいという気持ちを増長させてくれる」

 「なくもんか」で共演した阿部サダヲら、映画スタッフと談笑し刺激も受けた。「阿部さんは同じ感覚、同じ目線で話してくれる。鶴瓶さんとはもっとすごいシビアなもので共演したい。師弟関係でなく、親子役をやってみたい」と夢は広がるばかりだ。

 「またこういう場所に戻ってきたい。今度? 新人賞は無理なので監督賞か主演(男優賞)ですかね」。瑛太はしっかりと前を見据えている。

 ◆瑛太(えいた)本名・永山瑛太。1982年12月13日、東京生まれ。27歳。99年から「EITA」を名乗りモデルとして活動。2001年に「さよなら、小津先生」でドラマデビュー。「ウォーターボーイズ」やNHK大河ドラマ「篤姫」などに出演し人気に。今年は「ヴォイス〜命なき者の声〜」で月9初主演。「怪談 牡丹燈籠」で初舞台を踏んだ。弟は俳優の永山絢斗。身長179センチ。

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満島ひかり、家族に贈る受賞…報知映画賞表彰式

満島ひかり、家族に贈る受賞…報知映画賞表彰式

新人賞を受賞した岡田将生満島ひかり 

◆第34回報知映画賞表彰式 新人賞・満島ひかり(22日、ザ・プリンス・パークタワー東京) 

個人賞のトップバッターとしてステージに上がった満島ひかり(24)。大きな映画賞の表彰式は初めてとあって、緊張で足が震えた。ジワジワと込み上げてくる喜びをかみ締めながら「『うれしい』と『ありがとうございます』の気持ちしかない。『私、スカしているだけで、実は、こんなに喜んでいるんだ』って。思っていた以上の喜びがあった」と満面の笑みを見せた。

 今年は、「プライド」(金子修介監督)、「愛のむきだし」(園子温監督)、「クヒオ大佐」(吉田大八監督)の3作品に出演。「『私生きているの、ここで!』って、いろいろな方面に向かって叫ぶ機会をたくさん与えてもらった。監督、スタッフ、キャストに恵まれて本当にいい経験をさせてもらった」と数々の出会いに感謝した。

 忘れられない別れもあった。自身の誕生日から3日後の、今月3日に「世の中で一番愛していた」祖母が80歳で亡くなった。最期をみとることはできなかったが、その日のうちに沖縄に帰郷し、死に化粧を施した。「まだ実感がないし、ふとしたときに、いきなり号泣することもある」が、家族からあふれんばかりのパワーをもらった。

 「女優は、私にはステキと思えない職業。だから、人間としてステキでありなさい。自分じゃないものにおぼれるな、客観性を持て」。これは、生前、祖母にかけてもらった最後の言葉だ。

 「女優としてよりも、一つの表現者としてもっと世に出て行きたい」と満島。亡き祖母への思いを胸に、さらなる活躍を誓った。

 ◆満島ひかり(みつしま・ひかり)1985年11月30日、沖縄県生まれ。24歳。沖縄アクターズスクールに在籍し、97年に男女7人組「Folder」として歌手デビュー。2002年に活動休止に。03年、東京MXテレビ「ゼベック・オンライン」で芸能活動再開。女優に転身し、舞台、映画、ドラマに活躍の場を移す。祖父が仏系米国人のクオーター。身長162センチ。血液型A。

満島ひかり、喜びむきだし「頑張って良かった」…第34回報知映画賞・新人賞
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2009年11月27日

渡辺謙「覚悟と情熱」届いた…第34回報知映画賞・主演男優賞

渡辺謙「覚悟と情熱」届いた…第34回報知映画賞・主演男優賞

今回の受賞を「携わった者全員でこの喜びを分かち合いたい」と話した渡辺謙 
映画賞レースのトップを飾る第34回報知映画賞が26日決定し、「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作、公開中)で主人公を演じた渡辺謙(50)が3年ぶり2度目の主演男優賞を受賞した。

サラリーマンとして辛酸をなめ、葛藤(かっとう)しながら航空会社で働く生き様を好演した。難産の末に完成した今作は作品賞も受賞し、正月興行までのロングラン上映も決まった。表彰式は12月22日に行われる。

 「この映画の社会的意味、高い壁、ハードルがあった。(受賞は)この作品にかかわったすべての人間が、覚悟を持って挑んだ結果です。その覚悟や情熱に対して評価を頂けたと思う。格別ですね」。3年ぶり2度目の主演男優賞に、渡辺はゆっくり言葉を選びながら、米ロサンゼルスでこみ上げる喜びをかみしめた。

 製作費25億円、3時間22分にわたる大作は再建問題で揺れるJALがモデル。労働組合、御巣鷹山の航空機墜落事故などを扱うことから映像化不可能といわれた。その中で、渡辺は理不尽なへき地勤務を強いられながらも、空の安全と会社のためにささげた企業人・恩地元を全身全霊で演じきった。

 映画化の構想は10年で2度立ち消えになった。公開まで目に見えない不安、重圧…。「公開日は決まっていたが、本当にお客様のもとに届くのか、どんな風に届くのかはプレッシャーだった」。封切られた安ど感、作品に携わった先人たちへの思いがよぎり、初日あいさつでは壇上で人目をはばからず男泣きした。

 渡辺始め、キャスト、スタッフの思いは着実に浸透している。同作は5週目を迎え、興行収入21億円を突破。ジワリジワリと動員を伸ばし、年明けの正月興行までのロングラン上映も決まった。「この作品の最後に出てくるアフリカの夕日のように、静かに穏やかに公開し続けることでお客様に届いているんだと思う」。報知映画賞についても「その年の最初の映画賞なので弾みがつく。公開中なので(観客への)影響力も大きいと思う」と力を込めた。

 「ラスト サムライ」(03年)以降、活動の拠点をロスに移した。今作では「家族」の存在が物語の大きな柱になったが、単身赴任する恩地の姿がダブってみえた。そんな中、妻の南果歩(45)、14歳の息子からねぎらいの言葉をもらった。「妻は僕よりも先に見ていて『素晴らしい作品だった。この作品に対する思いは届いているよ』と言っていた。息子にも『頑張ったのがよく出ていたね』と言われました」

 先週、レオナルド・ディカプリオ(35)と共演した「インセプション」(来年7月日米同時公開、クリストファー・ノーラン監督)の撮影がクランクアップしたが、「監督のさまざまな要求に応えられたと思う」ときっぱり。世界の「Ken Watanabe」として確かな自信を深めている。

 ◆渡辺謙(わたなべ・けん)1959年10月21日、新潟県生まれ。50歳。演劇集団「円」出身。84年「瀬戸内少年野球団」で映画デビュー。87年NHK大河「独眼竜政宗」に主演。89、94年に急性骨髄性白血病で倒れるも克服。2003年の映画「ラスト サムライ」で米アカデミー賞の助演男優賞にノミネート。06年「明日の記憶」で報知映画賞主演男優賞、ブルーリボン賞主演男優賞受賞。05年12月に女優の南果歩と再婚。身長184センチ。

posted by ぴかまま at 07:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 報知映画賞

満島ひかり、喜びむきだし「頑張って良かった」…第34回報知映画賞・新人賞

満島ひかり、喜びむきだし「頑張って良かった」…第34回報知映画賞・新人賞

新人賞受賞に満面の笑みをみせる満島ひかり 

第34回報知映画賞の主演女優賞は「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」(根岸吉太郎監督)などに出演した松たか子(32)が5年ぶり2度目の受賞。

また「ディア・ドクター」は西川美和監督(35)が監督賞、瑛太(26)が助演男優賞、八千草薫(78)が助演女優賞の“3冠”を達成。新人賞は10年ぶりに2人の受賞となり、成長著しい岡田将生(20)と満島ひかり(23)に輝いた。

 3作品に出演した満島は、それぞれの作品で強烈な個性を放ち、存在感を残した。

 「新人賞は一度しかとることのできない賞と聞きました。(私の演技で)誰かに伝わるものがあったと思うとうれしい」と喜びいっぱい。つぶらな瞳、キュートな笑顔が輝きを放つ。

 特に思い入れが強いのは「愛のむきだし」(園子温監督)。同性愛や自慰行為、アクションシーンにも体当たりで演じた。「自分のすべてが変わった訳ではないけど(役に対して)ぶつかっていける場所をもらえた作品。映画に没頭しすぎて、撮影中に死んでもいいという気持ちだった。いい作品に出させてもらえた」

 97年に「Folder」の一員として歌手デビューしたが、同時期にオーディションに合格した映画「モスラ2 海底の大決戦」が女優を志すきっかけになった。当時11歳。「小学6年生の夏休みで撮影中は楽しくなくて…。家に早く帰りたいとしか思っていなかった」が、その思いは一変。「映画館に見に行ったら、自分で自分に感動しちゃって(笑い)」。役者への思いが一気に膨らんでいった。

 生番組の司会、水着のグラビアに挑戦した時期もあった。「イヤで泣きながら撮影したこともあった。『役者をやりたい』というフラストレーションをためていた。でも、今を考えれば『頑張っておいて良かった』と思える」。あこがれは人ではなく、植物や海、太陽で「そこにいるだけで、ワッと引き付けられるような何かを持ちたい」。

 ◆満島ひかり(みつしまひかり)1985年11月30日、沖縄県生まれ。23歳。沖縄アクターズスクールに在籍し、97年に男女7人組「Folder」として歌手デビュー。女性5人組「Folder5」に変わり、2002年に活動休止に。03年、東京MXテレビ「ゼベック・オンライン」で芸能活動再開。女優に転身し、舞台、映画、ドラマに活躍の場を移す。祖父が仏系米国人のクオーター。身長162センチ。血液型A。

 ◆愛のむきだし 園監督が体験したこと、取材した実話がベースになっている。クリスチャンの家に育ったユウ(西島隆弘)は、ざんげを強要するようになった神父の父(渡部篤郎)に罪を告白するため、女性の股間(こかん)ばかりを狙って盗撮を繰り返す。ある日、罰ゲームで女装することになるが、ヨーコ(満島ひかり)と出会い、初めて性的興奮を覚える。ヨーコも女装したユウに恋をするが、2人にカルト教団のコイケ(安藤サクラ)の魔の手が迫る。

(2009年11月27日06時01分 スポーツ報知
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2008年11月27日

長渕文音「びっくりです」…第33回報知映画賞・新人賞を受賞

長渕文音「びっくりです」…第33回報知映画賞・新人賞を受賞

今年の映画賞のトップを切る「第33回報知映画賞」。新人賞はシンガー・ソングライターの長渕剛(52)と元女優・志穂美悦子さん(53)の長女・長渕文音(20)が、女優デビュー作「三本木農業高校、馬術部」(佐々部清監督)で獲得した。

 デビュー作での受賞。「びっくりです。目玉が飛び出そう、本当に」。天真らんまんな、芯の強い20歳。演じた馬術部員役も、無邪気に笑い、泣き、へこたれない女の子。素顔の長渕文音そのものだ。

 まっさらな新人女優は、春、夏、冬と一年かけた撮影で役になりきった。「夏のロケから、演じている感覚が全くないんです。映画の中に生きているような」。佐々部清監督(50)に「女優の顔になった」と言われたのは、ちょうど夏のことだ。

 主演の重圧を感じていた。クランクイン前、リハーサルを兼ねた三農高での合宿でのこと。「どう役になればいいか分からない。芸歴がない私が主演。周り(の出演者)はいい気はしないだろう」女性の助監督にもらし、号泣した。その助監督は「役に一番適切だから文音が選ばれた。自信を持って。みんなの前では重圧を見せない文音はすごいよ」。文音は「泣いて気持ちをはき出したことで、すっきりしちゃいました」泣いたのはこの一度きりだった。

©2008「三本木農業高校、馬術部」製作委員会 4歳でバレエを始め、バレリーナになるのが夢だった。中学3年のとき、慢性的なアキレスけんのけがでバレエを断念。「いつも何かに熱中していたい。バレエも演技も表現することでは同じ」と、高校3年のとき、演技のワークショップに参加した。「今、好きな仕事に出合えて幸せに思います。『三本木―』が終わった後、抜け殻のようでした。撮影現場に戻りたい」。主役ひとりにスポットライトが当たるバレエより、一丸となって作品を作り上げる映画の魅力を実感している。

 馬術特訓を含めると2年、この作品にかかわった。父(長渕剛)には「文音がよく頑張って、認めていただいた賞。おめでとう」、女優だった母(志穂美悦子)には「自分のことのようにうれしい」と祝福された。

 当初は芸名から「長渕」を外す予定だった。「両親への感謝を込め、本名に決めました。親の七光りと言われるのは、今はどんとこいです。両親がどうではなく『文音の演技がいい』といつか認めさせるぞ、と思ってやっています」。その目標を、デビュー作で実現させた。

 ◆長渕文音ながぶちあやね)1988年3月17日、東京都生まれ。20歳。4歳で牧阿佐美バレエ団付属橘バレエ学校に入学し99年、同バレエ団「くるみ割り人形」で主役。中1のとき、父のロス録音に帯同し英語に興味がわき、中2からインターナショナルスクールへ。関東国際高では短距離走が学年1、2位の速さ。昨春、明治学院大学国際学部に進学。身長163センチ、血液型A。

 ◆三本木農業高校、馬術部 馬術部員の香苗(文音)は、顧問の古賀(柳葉敏郎)から気の強さを買われ、視力を失いかけた馬タカラコスモスの世話をしている。が、心を開かないこの馬に香苗は手を焼く。実話で撮影は実際に青森・三農高で行われた。佐々部清監督。

(2008年11月27日06時04分 スポーツ報知)

長渕文音、跳躍シーン馬ッチリOK!…女優デビュー作クライマックス撮影
長渕文音、佐々部監督に花束…映画「夕凪の街―」 
“サラブレッド女優”長渕文音がデビュー映画で好演技連発!
長渕文音「楽しい」…デビュー作が初主演映画

夏帆に新人賞 一生1度の果報…報知映画賞(2007年)
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橋口監督「作品賞でなく残念。うれしさ半々」…第33回報知映画賞・監督賞

橋口監督「作品賞でなく残念。うれしさ半々」…第33回報知映画賞・監督賞

今年の映画賞のトップを切る「第33回報知映画賞」。監督賞には「ぐるりのこと。」の橋口亮輔監督(46)が獲得した。

 国内外で数々の賞に輝き「世界が認める才能」として知られる橋口監督。「ぐるりのこと。」は6年ぶりの新作だ。「本当を言うと、作品賞ではなくて残念なのと、うれしいのが半々。たやすい映画ではなかったですから。リリー(フランキー)さんと木村(多江)さん、おふたりのおかげ」と感謝した。

 子供の死を機に、心を病む翔子。一見頼りなげながら、全力で翔子を受け止めるカナオ。人と人とのきずなから生まれる希望を描いた同作は、監督自身のうつ経験も生かされた。「うつになった原因も人。生きようとさせてもらったのも人でした。どん底に行かないと分からなかったけど、見えなかったものが見えてきました」

 受賞にはならなかったが、選考ではリリー・フランキー、木村の演技も評価された。「互いの人生観を分かち合うような話もしました。2人とも自分を投げ出すように臨んでくれた」という。

©2008「ぐるりのこと。」プロデューサーズ 公開後、こんな出来事があった。「カップルで映画を見た女の子が『彼がプロポーズしてくれました』と言ってくれたんです。その幸せそうな顔が忘れられません。少なくとも、ひとりの子を幸せにできた、というのがうれしかった」。映画に託したメッセージは確実に伝わっていた。

 ◆橋口亮輔(はしぐち・りょうすけ)1962年7月13日、長崎県生まれ。46歳。89年、ぴあフィルムフェスティバルで8ミリ映画「夕べの秘密」がPFFアワードグランプリに。92年「二十才の微熱」を発表。95年「渚のシンドバッド」はロッテルダム国際映画祭、ダンケルク映画祭などでグランプリを獲得。2002年の「ハッシュ!」はカンヌ国際映画祭の監督週間部門に出品、52か国で公開されるなど海外でも高評価を得た。

 ◆ぐるりのこと。 何事にもきちんとしなければ気が済まない翔子(木村多江)と、法廷画家の職に就いたカナオ(リリー・フランキー)夫婦を襲う悲劇と再生を描く。舞台はバブル崩壊後の93年の冬から01年、9・11の米テロにいたる10年間で、カナオが法廷で目にする形で90年代に起こった社会的な大事件が織り込まれる。

(2008年11月27日06時00分 スポーツ報知)
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22年ぶり栄冠に滝田監督、笑顔満開…第33回報知映画賞・作品賞・邦画部門

22年ぶり栄冠に滝田監督、笑顔満開…第33回報知映画賞・作品賞・邦画部門

おくりびとを撮った滝田洋二郎監督 

今年の映画賞のトップを切る「第33回報知映画賞」。作品賞は滝田洋二郎監督(52)の「おくりびと」が受賞した。

 第11回、当時30歳で作品賞の最年少監督(「コミック雑誌なんかいらない!」)となってから22年。再び栄冠をつかんだ滝田洋二郎監督(52)は「22年ぶりになるんだね。今回も製作時に配給が決まっていなかったり、状況が『コミック―』と似てる。本当にうれしい」と、満面の笑みでたばこの煙を吐いた。

 昨春、93年にブルーリボン賞監督賞などを受賞した「僕らはみんな生きている」のスタッフが久々に集結して撮影に臨んだ。「ネガティブなテーマで危ぐはあったけど、それ以上に引かれるものがあった。ここまで(撮影が)スムーズだったことはない。出し切れたかなという充実感はあった」

 公開前にモントリオール世界映画祭でグランプリ受賞。米アカデミー賞の外国語映画部門の日本代表にも選ばれた。「どうやって世の中に出ていく子供(作品)なのか?と見てきたけど、どうぞ泳いでくれと。もうお客様にお預けしたわけですから。今はそれを楽しみたい」



©2008映画「おくりびと」製作委員会 

◆主演・本木「感謝」
おくりびと」に主演した本木雅弘(42)は、25日まで仕事で海外に滞在していたため、直筆書面でコメント。「行く先々で作品の感想をたくさんいただきます。『おくりびと』は観客の皆さんの力で大事に育ててもらっていると実感し、感謝しきりです。滝田監督のバランス感覚にも拍手をお送り致します」。本木は第17回(92年)に「シコふんじゃった。」で主演男優賞を受賞しており、2度目の報知映画賞となる。

 ◆おくりびと 葬儀で遺体をひつぎに納める納棺師としての道を歩み始めるリストラされたチェロ奏者(本木雅弘)が、さまざまな死と向き合いながら人間の尊厳や家族のきずなを見つめる姿を描く。本木が旅先で遭遇したことをきっかけに10年越しで映画化された。

(2008年11月27日06時00分 スポーツ報知)
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